音楽

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017《LA DANSE(ラ・ダンス):舞曲の祭典》三日目、東京国際フォーラムホールA〈ニジンスキー〉

三日間にわたる音楽の祭典も、今日が最終日です。 今回のゴールデンウィークは天候にも恵まれて、会場は人、人、人・・・。にぎわいを見せていました。 下は、今年のこのイベントのポスターです。とても美しく躍動感があり、光と風を感じるデザインですね。 …

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015《PASSIONS(パシオン):「恋と祈りといのち」の音楽》三日目、東京国際フォーラムホールA〈デカルト〉

昨日、一昨日に引き続き、今日も会場に行ってきました。 恒例の屋台村は本当に人手が多いです。タンドーリチキンの香ばしい匂いが鼻をくすぐります。 オシャレに(フランス風に?)簡易なテーブルで帝国ホテルが出店する屋台のランチを楽しんでいるカップル…

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015《PASSIONS(パシオン):「恋と祈りといのち」の音楽》二日目、東京国際フォーラムホールA〈デカルト〉

昨日に引き続き、今日も会場に行ってきました。 行く予定はなかったのですが、そこはどこ行くあてのないGW難民の集まるところでもあるのかもしれません。 プログラムを見ると、無料で参加できる関連イベントに「丸の内フェスティバルシンガーズ&市川交響…

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015《PASSIONS(パシオン):「恋と祈りといのち」の音楽》一日目、東京国際フォーラムホールA〈デカルト〉

今回のGWは非常に天気がよく空気も乾いて爽やかな日から始まりました。 少し早めに着きましたので、丸ビルのマルキューブの会場を確認して、有楽町方面に向かって歩いて行きました。 会場に着くと例年の屋台村などで大変な混みようです。 線路側のガラスに…

『森麻季+ニューフィル千葉弦楽アンサンブル名曲コンサート』習志野文化ホール

金曜日の19時からというなかなか良い時間帯のコンサートでした。 弦楽アンサンブルによる「水上の音楽」から始まって、ヘンデルの歌曲を森麻季さんが歌います。 バッハ、マスカーニと耳になじんだ名曲ばかりで、これを森さんが歌い上げます。声質はリリコ・…

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014(10回記念 祝祭の日)三日目、東京国際フォーラムホールB5〈カフカ〉

今日は少し雨が混じる天気です。お昼はビックカメラ下の「小洞天」で名物シューマイなどをいただき、ホールに向かいました。 今日のホールは昨日のホールよりさらに小さい256席のホールです。専用のホールではなく、中央にステージを設え、その周りを取り囲…

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014(10回記念 祝祭の日)二日目、よみうり大手町ホール〈プルースト〉

風は少し吹いていたけれど穏やかな一日でした。 今日の会場はよみうり大手町ホール、今年の3月にできたばかりの新しいホールです。音響のためと思いますが、木をふんだんに使った503席のコンパクトなホールでした。 今日の演奏は、プログラムナンバー284、フ…

『クリスマス オルガンコンサート 2013 バッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマス物語』サントリーホール

このコンサートでは、鈴木優人さんのパイプオルガン、ラディスコフ・コズデルカさんのトランペット、そしてバッハ・コレギウム・ジャパンの合唱を組み合わせ、クリスマスにちなんだ曲が多く演奏されました。 とくに後半では、イエスが生まれたときのエピソー…

『第82回日本音楽コンクール(ピアノ部門)』東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル

この歴史あるコンクール、台風による影響も危ぶまれたけれど無事開催となりました。 三次の予選を勝ち進んだ四名が、今日の本選、それぞれが選択したピアノ協奏曲によりその力量を競います。 東京オペラシティコンサートホールは初めてです。 三角形の天井が…

『第37回ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会』第一生命ホール

ピアノ・コンクール・・・ショパン・コンクールやチャイコフスキー・コンクールなどずいぶん昔から興味を持っていたけれど、実際に見に行くのはこれが初めてではないかしら。 今日の「特級ファイナル」は、細かくグレード分けされた中で最上位のコンテスタン…

バレエ/コンサート『バレエ音楽ってステキ!青島広志の夏休みバレエ音楽コンサート』オーチャードホール

クラシック音楽を楽しく伝える伝道師青島広志さんがプレゼンター/指揮者を務める、音楽とバレエを融合させたコンサートだった。(いつも融合しているじゃん、というなかれ) 青島さんの語りは面白く、「ここに来ている人はみんなお金持ちですね~」など客の…

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013(パリ・至福の時)二日目、東京国際フォーラム

爽やかな空気に満たされた連休の中日で、屋台なども多く出店し、お祭りムードに満たされた中での開催となった。 今年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は「パリ、至福の時」と題され、フランス・スペインをテーマに据え、ラヴェルやファリャなど同国…

『シュツットガルト放送交響楽団コンサート』サントリーホール

このコンサートでは以下の曲目が演奏された。 ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」op.9 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 ラヴェル:マ・メール・ロワ[バレエ組曲版] ドビュッシー:海~3つの交響的素描 フランス一色のコンサートだったが、今日のお目当ては…

第36回ピティナ・ピアノコンペティション『王子ホール賞受賞披露演奏会』王子ホール

昨年行われたこのコンペティションでそれぞれの部門で一位、二位に輝いたピアニストによる受賞披露演奏会であった。 1.山﨑亮汰(G級銀賞) リスト:パガニーニによる大練習曲集S.141より第5番ホ長調「狩」 リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋…

『ベルリン・フィル in 銀座』

銀座のソニービル8階OPUSで、ベルリン・フィルによる演奏を最新の技術による映像および音源(4K/60pの映像、DSD録音再生による音声)で上映する試みだった。 演奏されたのは、 チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲 第三楽章」ジョシュア・ベル(ヴァイオリ…

『五嶋龍ヴァイオリン・リサイタル ジャパンツアー2012』サントリーホール

この日の演目は、プロコフィエフ、パガニーニ、ベートーヴェンそしてラヴェルと、分かりにくい構成ではあったが、それぞれ曲の特徴をとらえた演奏で、アラカルトで楽しめた。伴奏を務めるマイケル・ドゥセクのピアノも見事だった。 プロコフィエフ『ヴァイオ…

『TOKYO JAZZ FESTIVAL 2012』東京国際フォーラム

まだまだ夏の暑熱が頑固に続くこの日、多くのジャズアーティストを迎え、今年で11回目を迎える国内最大級のこのジャズフェスティバル(9月7日(金)~9日(日))が開催された。 まずはピアニストの小曽根真とエリス・マルサリス、そしてベースのクリスチャ…

『パイプオルガンレクチャーコンサート』習志野文化ホール

地元の習志野文化ホールには、舞台上手にパイプオルガンが据え付けられている。これはドイツのベッケラート社が製造したオルガンで、日本では最初か二番目に設置されたものらしい。 パイプオルガンもたまには聴きたくなる。最近、映画『惑星ソラリス』で、バ…

五嶋みどり『デビュー30周年プロジェクト ~復興・平和への願いを込めて 全国ツアー』紀尾井ホール

このコンサートは、デビュー30周年を迎え、国連平和大使でもある奏者が、九州から北海道まで浦上天主堂や本願寺など各地の宗教施設を会場として行うもので、いくつかの会場では無料で開催されている。この東京のコンサートだけは、宗教施設ではなく紀尾井ホ…

『オルフェウス室内管弦楽団 with 五嶋龍』サントリーホール

この日は、ニューヨークのオルフェウス室内管弦楽団を迎えたコンサートで、メインは五嶋龍(Vn)をソリストにベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61、そしてロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲、メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「…

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012(サクレ・リュス)二日目、東京国際フォーラム

本日のプログラムは、プロコフィエフ交響曲第一番と前夜祭でも聞いたショスタコーヴィチピアノ協奏曲第一番である。 プロコフィエフの交響曲は、全体として伝統的な作風で、いつもバレエ音楽で耳にしている「プロコフィエフらしさ」をあまり感じとることがで…

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012(サクレ・リュス)前夜祭、東京国際フォーラム

今日は前夜祭ということで、まずは『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』といったおなじみのバレエ音楽を、東京都交響楽団による演奏から始まった。いつもはオーケストラピットからの演奏を聴いているわけだが、今日は舞台上からの演奏ということで響きもひとき…

サントリーホール フェスティバル ファイナルコンサート《譚盾/マーシャルアーツ三部作~映像付き演奏会》サントリーホール

このコンサートは、ヴァイオリンの五嶋龍、中国箏のジャオ・シャオシア(真っ赤なチャイナ・ドレス)、チェロのアメデオ・チッケーゼ、ピアノのユンディ・リを迎え、作曲家としてさまざまな映画音楽を手掛ける譚盾(タン・ドゥン)を指揮者に、マーシャルア…

ビル・エヴァンス「Bマイナー・ワルツ」

ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング +3 アーティスト: ビル・エヴァンス 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン 発売日: 2010/06/23 メディア: CD 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (1件) を見る もうとうに忘れ去っていたけ…

アーティス・オルガ「音による自伝」

戦後世代について、彼(アルトゥール・ルービンシュタイン)はいつもこうこぼした。「考え方が小さいし、行動も小さい。感じること、間違いをおかすことを恐れている。なにかを情熱と歓びをもって語ることに、関心を向けない。ピアノの演奏は危険なことだ。…

シューベルト「ピアノソナタ第21番」アファナシエフ

ロッケンハウス・エディション VOL.3 アーティスト: アファナシエフ(バレリー),シューベルト 出版社/メーカー: ポリドール 発売日: 1993/08/25 メディア: CD 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (3件) を見る 本人も文筆家であり、哲学的な思考を…

ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」ミケランジェリ

20世紀の偉大なるピアニストたち~アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ アーティスト: ミケランジェリ(アルトゥーロ・ベネデッティ),ドビュッシー,ガルッピ,スカルラッティ,ラヴェル,グラシス(エットーレ),フィルハーモニア管弦楽団 出版社/メーカー…

ドラティ、コンセルトヘボウ管弦楽団『眠れる森の美女』

Sleeping Beauty アーティスト: Tchaikovsky,Dorati,Cgb 出版社/メーカー: Polygram Records 発売日: 1990/10/25 メディア: CD クリック: 21回 この商品を含むブログ (1件) を見る ほとんどハイライトによる録音が多い中で珍しく全曲版を購入してみた。 この…

「夜の女王のアリア(おお震えるな、わがいとしい息子よ)」(モーツァルト『魔笛』)

正直言うと、最初聞き始めたころはこのアリアは好きではなかった。 いたずらに高い声を出しているように聞こえるし、タミーノの「何と美しい絵姿」の叙情的な歌い上げと比べると、どこかテクニックばかりが目立ってしまっている印象を持っていた。 しかし、…

「清き女神(Casta Diva)」(ベッリーニ『ノルマ』)

難しいアリアだと思う。 ゆっくりと始まるオーケストラ伴奏、これが一回主旋律を弾ききり、改めて主旋律に帰ってきて歌が始まる。静かな歌い出しからドラマティックになり、また静かに、を繰り返す。 とりわけ、この曲というとミラノ・スカラ座での1960年9月…