2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

SNS、Twitter

それぞれの人の持っているポテンシャルや歴史はそれなりに大きいものだ。 今はそれを結ぼうとしてSNSやTwitterなどの取り組みが盛んだけれど、実はあまり人間性の向上に繋がらないどころか、言葉の使いかたにも顕著に見られるように、逆に劣化につながってさ…

昔のひとの筆跡

学生のとき、明治時代初期の戸籍をデータベース化する作業に当たっていた。当時の公文書はもちろん墨と筆で記載されていたわけだけれど、その筆跡が確かなものだったことが今更ながら思い返される。 当時の教育水準の高さといった一般的な言葉で括られがちだ…

ゆっくり動くことの効用

自分もそうだが、どうもせっかちに動きすぎるきらいがある そして、その反対に、やる気にならず、何もしないことも多い こうしたことを見るに、行動と考えがバラバラになっていることがあるのではないか 行動の一つ一つを思慮しながら行うことは本人にとって…

バレエ『リーズの結婚』牧阿佐美バレエ団(ゆうぽうと)

アシュトン振り付けのコミカルなバレエで、フランスの農村を舞台に、リーズとコーラスという若い二人の恋愛劇を描いた作品である。 冒頭からニワトリのダンスがあったり、滑稽な母親とのやり取りなど楽しませる要素が盛り込まれている。またリボンなどの小道…

ビル・エヴァンス「Bマイナー・ワルツ」

ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング +3 アーティスト: ビル・エヴァンス 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン 発売日: 2010/06/23 メディア: CD 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (1件) を見る もうとうに忘れ去っていたけ…

映画『ショーシャンクの空に』監督/脚本:フランク・ダラボン、原作:スティーブン・キング、1994年

この映画を見ながら、何度も頭をよぎる問いは、われわれの日常は、この映画で終始一貫して描かれる、不条理な規律に支配された監獄と比べ、本当に自由で、希望に満ちたものといえるだろうかということである。 主人公であるエリート銀行員のアンディは、身に…

ホキ美術館

よく晴れた秋の日に、千葉市土気の落ち着いた住宅街に写実絵画専門の美術館として昨年11月に開館したホキ美術館を訪れた。この美術館は、細長く、曲線を活かした特徴のある三層構造の建築であり、約160点の作品を鑑賞できるようになっている。 ◆印象に残る作…

バレエ『オープニング・ガラ』新国立劇場バレエ団

このシーズンの冒頭を飾る、いわば顔見世の興行で一日限りの開催である。 構成は、まずビントレー芸術監督の振り付けになる『アラジン』の一幕、そして休憩をはさんでパドドゥ三作品(『眠れる森の美女』、『ロミオとジュリエット』、『ドン・キホーテ』)、…