2009-01-01から1年間の記事一覧

シューベルト「ピアノソナタ第21番」アファナシエフ

ロッケンハウス・エディション VOL.3 アーティスト: アファナシエフ(バレリー),シューベルト 出版社/メーカー: ポリドール 発売日: 1993/08/25 メディア: CD 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (3件) を見る 本人も文筆家であり、哲学的な思考を…

チャイコフスキー「白鳥の湖」スカラ座バレエ団、ザハロワ、ボッレ2003年

ミラノ・スカラ座バレエ団「白鳥の湖」(全4幕/ブルメイステル版) [DVD] 出版社/メーカー: TDKコア 発売日: 2005/07/21 メディア: DVD クリック: 9回 この商品を含むブログ (6件) を見る オペラのような豪華な衣装。ザハロワの動きの優美さが際立っている。

ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」ミケランジェリ

20世紀の偉大なるピアニストたち~アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ アーティスト: ミケランジェリ(アルトゥーロ・ベネデッティ),ドビュッシー,ガルッピ,スカルラッティ,ラヴェル,グラシス(エットーレ),フィルハーモニア管弦楽団 出版社/メーカー…

バレエ『白鳥の湖』K-Ballet、2003年11月

熊川哲也による改訂振付の『白鳥の湖』である。プロローグで、オデットが白鳥に変えられるシーンが出てくるが、新国立劇場の牧阿佐美版と似た導入の仕方である。解説によると1953年初演のブルメイステル版でこの手法が採用されたのが初めてらしい。 第一幕は…

オペラ映画『魔笛』スウェーデン国立歌劇場

・オペラを映画化した作品 ・着想はよいが、少し古めかしく、歌手の実力も劣るのでは。 モーツァルト 魔笛 [DVD] 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2003/05/24 メディア: DVD 購入: 2人 クリック: 93回 この商品を含むブログ (10件) を見る

バレエ『白鳥の湖』ペルミバレエ、1992年10月

・新星日本交響楽団によるすばらしい演奏 ・アナニアシヴィリ、オデットのヴァリエーションでデヴェロッペが甘い。やはりギエム以前と以降で違うのか。

バレエ『白鳥の湖』ボリショイバレエ

・1953年当時のプリセツカヤのオデット ・オケが速すぎ、ダンスもまったくだめ

バレエ『眠れる森の美女』牧阿佐美バレエ団、2003年10月

・音楽(ロイヤルメトロポリタン管弦楽団)が弱すぎる ・舞台装置も、以前みた英国ロイヤルと比べ貧弱 ・上野水香、非常に若々しいダンス、日本人離れした感じはする。 ・ローズ・アダージョ、デュランテのイメージに近いが、キープが少し難しい様子だった …

バレエ『ナポリ』デンマーク王立バレエ、1986年6月

・朗らかなバレエで、展開も面白い(ジゼルなどよりも) ・ロッシーニの音楽も、抑え目で大変聞きやすい ナポリ*バレエ(全曲) [Laser Disc] 出版社/メーカー: パイオニアLDC 発売日: 1994/08/25 メディア: Laser Disc クリック: 2回 この商品を含むブログ (1…

バレエ『白鳥の湖』スウェーデンロイヤルバレエ

なんといっても舞台美術・衣裳がすばらしい。 卓越したカメラワークで臨場感がある。 スウェーデン・ロイヤル・バレエ「白鳥の湖」(全4幕・ピーター・ライト版) [DVD] 出版社/メーカー: TDKコア 発売日: 2007/10/24 メディア: DVD クリック: 1回 この商品を…

バレエ『白鳥の湖』新国立劇場

昨年、この公演を川村真樹、酒井はな主演で観たところだが、凝りずに今年はザハロワの主演日に観にいくこととした。チケットを発売開始したのは2月だったが、発売後すぐに良席がなくなってしまっていた状態であり、人気のほどがうかがえる。結局C席となって…

バレエ『ラ・バヤデール』英国ロイヤルバレエ団、1991年3月

■印象(LD) ・ニキヤ役のアルティナイ・アスィルムラートワ(マリインスキー)の踊りが見事。この演目は得意の演目であるとのこと。 ・ソロル役のイレク・ムハメドフの踊りは非常に余裕がある。ゆったりとした動きが特徴。 ・舞台装置は少々貧弱に見える…

バレエ『ロミオとジュリエット』パリオペラ座バレエ団、1995年7月

■印象(DVD) ・ロミオ役のマニュエル・ルグリの踊りが際立っている。一つひとつのパにブレがなく滑らかで非常に美しい。 ・舞台装置も見事である。 ・群舞も非常に美しい。

映画『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド

こんな映画には久しくお目にかかったことがなかった。 主人公(クリント・イーストウッド)は、元フォードの自動車工場の工員で、かつての名車といわれた「グラン・トリノ」の製造ラインで働いていた。会社を退職した今でも自分のガレージにはたくさんの工具…

映画『ラ・ボエーム』

ネトレプコ演じるミミとビリャソン演じるロドルフォによるプッチーニ・オペラの映画化作品である。冬のパリを象徴するような暗い空と降りしきる雪、そしてボヘミアンたちが暮らした安アパートなどの光景が印象的な作品であった。作品の中では、やはり「私の…

バレエ『ライモンダ』新国立劇場

中世ヨーロッパの十字軍遠征をテーマとしたバレエである。遠征する騎士ジャン・ド・ブリエンヌ(デニス・マトヴィエンコ)のフィアンセであるライモンダ(スヴェトラーナ・ザハロワ)は、サラセンの首領アブデラクマン(森田健太郎)からも求愛される。アブ…

歌舞伎『勧進帳』歌舞伎座

歌舞伎の中でももっとも有名なこの演目、立見席が本当に「立ち」見になってしまった。 この演目は、富樫(菊五郎)と弁慶(吉右衛門)のやり取りが中心である。見せ場も数々あり、勧進帳の読み上げ、主君である義経の打ち据え、関所を通り過ぎてから後の富樫…

歌舞伎『三人吉三巴白浪』歌舞伎座

黙阿弥の手による、七五調のセリフも軽快な演目である。とりわけお嬢吉三が夜鷹おとせから金を巻き上げて大川に突き落とした後の「月も朧に白魚の、かがりも霞む春の空・・・」のセリフは有名である。 都合30分弱の小品であり、江戸末期の白浪物のある一場面…

オペラ『カルメン』ロイヤル・オペラ・ハウス(UKオペラ@Cinema)

迫力のオペラである。とくに登場する女たちの迫力が凄い。第一幕でタバコ工場から煙をふかしながら女たちが現れるシーンから始まり、男をものともしない肉体的にも精神的にも強い女たちがたくさん登場する。とりわけカルメン役のアンナ・カテリーナ・アント…

オペラ『エジプトのジュリオ・チェーザレ』グラインドボーン音楽祭(UKオペラ@Cinema)

ヘンデルというと『水上の音楽』のようなバロック音楽のイメージだが、オペラも作っていたのかという素朴な印象だった。上演されたのはグラインドボーン音楽祭で、ロンドンから南へ約80キロにあるイースト・サセックスにあるオペラハウスがその会場となる。 …

オペラ『フィガロの結婚』ロイヤル・オペラ・ハウス(UKオペラ@Cinema)

これは、2006年にロイヤル・オペラ・ハウス(コヴェントガーデン)での公演を映画の形式にして上演するという、日本では初めての試みである。すでにメトロポリタン歌劇場の公演は一昨年から歌舞伎座はじめ各映画館で上演されており、これはその流れを引き継…