2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

国立西洋美術館『コロー展』

カミーユ・コローは、19世紀フランスの画家であり、ロマン派から印象派への過渡期を生きた。 初期は明るい作品を多く描いたが、後期は森の風景などを中心にやや暗い色調の絵を描くようになっていった。旅先で素材を探してデッサンし、パリに帰って仕上げてい…

オペラ『椿姫』新国立劇場

「高校生のためのオペラ鑑賞教室」として開催された本公演に参加した。 前回のバレエでも学生団体が入っていたが、今回はそれ以上に会場がざわついており序曲が始まっても静まらない。もともと「高校生のため」を目的とした公演であり、当日券を手に入れた一…

歌舞伎『義経千本桜(河連法眼館の場)』国立劇場

先月に引き続き再度「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」に参加した。通称「四の切」と言われるこの場のストーリーは以下の通り。 義経は、兄頼朝に追われ都落ちし、吉野山の河連法眼の館に匿われている。しかし、その河連法眼もいつまで義経を匿いきれるか難し…

音楽CD:アンドレ・プレヴィン、ロンドン交響楽団『白鳥の湖』1976年

チャイコフスキー:白鳥の湖(全曲) アーティスト: ロンドン交響楽団プレヴィン(アンドレ),チャイコフスキー,プレヴィン(アンドレ),ロンドン交響楽団 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック 発売日: 2008/01/23 メディア: CD クリック: 11回 この商品を含…

富について

かつてNHKの経済ドラマ『ハゲタカ』のエンディング・テーマに使われた、エミリ・ブロンテの詩「富は問題にならぬ」(Riches I hold in light esteem)、意味深い詩だとおもわれるので掲載した。 「富なんてものは問題にもならない。 恋だって、考えただけ…