2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新日曜美術館『20世紀美術の異端 不思議な箱のコーネル』

・ジョセフ・コーネル(1903-1972)は、アメリカで生まれ、箱のアーティストという異名を持つ。 ・コーネルの作ったさまざまな箱を見ていて、最初のうちは変わったものを作ったんだなあというくらいの印象だった。しかし、「観てどうか」ということだけでな…

バレエ『シンデレラ』など 新国立劇場

○ザハロワ/ウヴァーロフ『眠れる森の美女』 ・2時間45分、ストーリーとしては、『白鳥』のような悲劇性・切迫性は薄いが、バレエそのものとしてはまさにグランド・バレエという言い方がぴったり来る。 ・主役のオーロラ姫は45分、デジレ王子は1時間15分くら…

歌舞伎『近江源氏先陣館(盛綱陣屋)』歌舞伎座

一月に一回と決めていたのにまた歌舞伎に行ってしまった。 さて、今日の歌舞伎は『盛綱陣屋』である。 実の母親の前で子どもが切腹するなど可哀相な内容ではある。 盛綱役の吉右衛門、左團次好演だった。

新日曜美術館『母と娘 咲き誇るいのち 丸木スマ・大道(だいどう)あや』

水彩で描かれた絵は、一見してプロの絵という印象ではない。二人は母娘であるが、そろって70歳、60歳過ぎになってからたくさんの絵を描いた。 とりわけ大道あやの花火の絵、これは夜空を数えきれないほど多くの大きい、小さい花火が埋め尽くしている。そして…