2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

バレエ『ライモンダ』新国立劇場

中世ヨーロッパの十字軍遠征をテーマとしたバレエである。遠征する騎士ジャン・ド・ブリエンヌ(デニス・マトヴィエンコ)のフィアンセであるライモンダ(スヴェトラーナ・ザハロワ)は、サラセンの首領アブデラクマン(森田健太郎)からも求愛される。アブ…

歌舞伎『勧進帳』歌舞伎座

歌舞伎の中でももっとも有名なこの演目、立見席が本当に「立ち」見になってしまった。 この演目は、富樫(菊五郎)と弁慶(吉右衛門)のやり取りが中心である。見せ場も数々あり、勧進帳の読み上げ、主君である義経の打ち据え、関所を通り過ぎてから後の富樫…

歌舞伎『三人吉三巴白浪』歌舞伎座

黙阿弥の手による、七五調のセリフも軽快な演目である。とりわけお嬢吉三が夜鷹おとせから金を巻き上げて大川に突き落とした後の「月も朧に白魚の、かがりも霞む春の空・・・」のセリフは有名である。 都合30分弱の小品であり、江戸末期の白浪物のある一場面…