2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

オペラ『マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ』

この作品は、マリア・カラスについて唯一に近い形で残っているオペラの歌唱シーンをリマスターしたフィルムで上映するものです。 時は1958年、パリ・オペラ座にマリア・カラスが34歳でデビューした公演(大夜会)を収めたフィルムです。 フランス大統領のル…

「比較史のなかの日本・アジア」(UTokyo OpenCourseWare 学術俯瞰講義)【「世界史」の世界史 第4回】東京大学文学部東洋史学研究室 島田 竜登

■内容 1.比較史とは何か 「比較」と「連関」は、グローバルに物を考えようとするときの代表的な手法である。今回の講義では「比較」を中心に考える。 比較はポイントを定めて検討を行う。比較は、単純に比較する手法、ある地域をモデルとした実用的な比較…

「実証すること、法則を見出すこと」(UTokyo OpenCourseWare 学術俯瞰講義)【「世界史」の世界史 第3回】東京大学文学部東洋史学研究室 島田 竜登

■内容 1.「近代歴史学」と実証主義 近代歴史学は実証主義に基づいて構築されている。実証とは、「ある対象の過去の姿を、時間軸に沿って実証的に整理・確定して示す」であり、「厳密な史料(文献・文字・記録・画像など)批判・解釈によって過去をあるがま…

「近代歴史学と世界史」(UTokyo OpenCourseWare 学術俯瞰講義)【「世界史」の世界史 第2回】東京大学東洋文化研究所 羽田 正

■内容 1.過去と現代における過去の見方 聖書:これは、当時の人々の歴史観を表している。世界は神が作ったものであり、そしてその意思に基づいて破滅を迎える。300年前はそう考えられていた。コーランもまったく同じ認識に基づいており、当時の人々の考…

「世界の世界史」(UTokyo OpenCourseWare 学術俯瞰講義)【「世界史」の世界史 第1回】東京大学東洋文化研究所 羽田 正

■内容 1.歴史の種類 存在としての歴史:実態としての歴史。歴史そのもの。 記録・叙述としての歴史:文字で残された歴史。叙述:過去をよみがえらせる。一方で書かれなかったものもある。歴史家の叙述と小説・ドラマはどう違うのか。小説・ドラマは何を作…