『パイプオルガンレクチャーコンサート』習志野文化ホール
地元の習志野文化ホールには、舞台上手にパイプオルガンが据え付けられている。これはドイツのベッケラート社が製造したオルガンで、日本では最初か二番目に設置されたものらしい。
パイプオルガンもたまには聴きたくなる。最近、映画『惑星ソラリス』で、バッハのパイプオルガン曲BWV639「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」が効果的に使われているシーンを見たこともあり、一度ライブで聞いてみたいと思い訪れた。
■演奏曲
- アントニオ・デ・カベゾン「第一旋法によるティエント」
- ワーグナー「結婚行進曲」(『ローエングリン』より)
- メンデルスゾーン「結婚行進曲」(『夏の夜の夢』より)
- J.S.バッハ「前奏曲とフーガ 二短調」BWV549
- 〃「フーガ ト短調」BWV578
- 〃「トッカータとフーガ 二短調」BWV565
演奏は習志野市立第二中学校の教諭で溝口秀実さん。久しぶりにパイプオルガンを聞くことができた。やはりホール全体に響き渡る荘重な調べがパイプオルガンの魅力だと思う。
演奏者からは、フーガについて、主題が繰り返して展開されていく形式であること、そしてパイプオルガンの音が電気をそれほど使わずほぼ力学的にふいごを利用して出力されていることについて説明があった。