ハートをつなごう「シリーズ 薬物依存~反響編~」
メールで多かったのは、向精神薬への依存である。
(メール)向精神薬を飲むようになって15年である。7~8年前から乱用に近くなっており病院へも運び込まれている。OD(過量摂取)も多い。独身で一人暮らしである。100錠飲んでしまうこともあった。繰り返すことで身体が慣れてきてしまう。二十代前半にクリニックへ行き、薬を服用するようになった。最初は良かったが、どんどん量が増えてしまった。覚せい剤とは違いメンタル面の不調を補うものであり、これでいいのかという思いがある。
(ダルク代表 上岡陽江)必要な薬というものはある。薬であればだめということではない。専門の医師に処方されなければならない。精神保健福祉センターへ相談してほしい。
(メール)息子が薬を乱用している母親。まったく会話もない。30代の息子が過労と職場のいじめにあい、薬を服用するようになった。
(詩人 月乃光司)息子が重病にある、と考えて少しでも時間を割いて息子に向き合うようにしてほしい。
(精神科医 松本俊彦)すぐにでも精神保健福祉センターへ相談すべき。
(メール)恋人が薬物依存、昼夜逆転して、一人でぶつぶついっていたり、暴れたりしている。
(上岡)薬物は止めてからがつらい。暴れるのであれば、治療をするのは必要だし、身の危険があれば少し離れてみたほうがよい。