クアラルンプール→マラッカ→クアラルンプール→シンガポール
■日程
午後 クアラルンプール
午後 マラッカ
夜 クアラルンプール
翌朝 シンガポール
■日記
今は14:30、インド洋に面した都市マラッカへ向かうバスの車中である。本当は12:30発のバスの予定だったが、実際に出発したのは13:30だった。
今は18:30マラッカからKLへこれから戻る。窓口に確認したところ、KLまではほぼ二時間とのこと、来るときは三時間かかったが無事にKLに着き、シンガポール行きの国際や高列車に乗れるかどうか微妙になってきた。ダメであればもう一泊KLに泊まるしかないだろう。
さて、マラッカまであるばるやってきたものの、したことと言えば、市内循環バスでぐるりと巡ってきただけのことだった。印象に残るのは、道端に生えているマンゴスチンの、大きい柔らかいいがぐり様の果実、真っ赤な教会(ザビエルにゆかりのある)、陸橋からちらりと見えたマラッカ海峡とインド洋だろうか。どことなく寂れた街という印象で、これといって特筆すべきものはない。来る前からそれほどの期待をもっていたわけではなかったが結果としてそのとおりとなった。ただ、アジアの街の例外に漏れず、夜はまた違う顔を見せるのだろう。
急ぎ足の旅だったが、バスに乗っている時間がほとんどであり、疲れをとるにはよかったかもしれない。
行きのバスでは日本人女性2人と一緒になった。今日は、マラッカに宿をとってあるのだという。話によれば、シンガポールは非常にきれいで、KLは汚いとのことだった。自分の視点からすると、バンコクから始まってずいぶん街がきれいになってきたという印象だったのだが。マレーシアも大体ながら事情がわかってきたが、はたしてシンガポールは・・・。
今日は朝起きてから、すぐに出てしまうか、街中を回るか少し考えたが、午前中だけ公共交通を利用して回ってみた。駅のあるブキッ・ビンタンまで歩いたが、歩くすがら妹が千葉大学の卒業生だという女性に呼び止められたり、別の女性にはその帽子はどこで買ったかと言われたりした。
チョウ・キットなどを通り、CRTとKTMコミューターを乗り継いでKL-SENTRALに出た。以前のイスラムモスク様建築のKL駅と異なり現代的な駅である。
今22:22、シンガポールに向かう夜行列車の車中で書いている。結局マラッカからのバスは快調にひた走り、KLに着いたのが20:40ころで、目指す駅には21:00には着くことができた。
この車両は、ディーゼル機関車の直後であり、トンネルに入ったりすると大音響となる。加えてまた上段寝台となってしまったため、スピーカの位置が近く、放送時にはかなりの音量が耳に響いてくる。しかし、シンガポールまでの運賃が寝台料金込みで38RM(約1,200円)とはなんという低料金であろうか。
食堂車に行ったが、ビールは置いていなかった。バンコクで買ったシンハービールを開けた。移動ばかりではあったが少し疲れが残っているようだった。
【#23 ブドゥラヤ・バスステーションの出店】
【#24 マラッカから見るインド洋】
【#25 コーヒーには甘い練乳が沈んでいる】
【#26 夕食(マラッカ風)】
【#27 KLセントラル駅でシンガポール行き夜行へ乗り込む】