ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014(10回記念 祝祭の日)三日目、東京国際フォーラムホールB5〈カフカ〉

今日は少し雨が混じる天気です。お昼はビックカメラ下の「小洞天」で名物シューマイなどをいただき、ホールに向かいました。

今日のホールは昨日のホールよりさらに小さい256席のホールです。専用のホールではなく、中央にステージを設え、その周りを取り囲むように、簡易ないすが配置されています。一見簡素なのですが演奏がはじまってみると昨日よりもはるかに音が明瞭に聴こえます。

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今日の演奏は、プログラムナンバー333、フィリップ・カサールによるシューベルトの作品でした。


昨日に続き、もっとも好きな晩年のシューベルトの作品が演奏され、音響もよく聴き入りました。

カサールさんの演奏は、一見オーソドックスなスタイルですが、三連符の「タタタ」のところが特徴的に聴こえました。メリハリを付けた強弱のはっきりした演奏と言えるかもしれません。一部口ずさみながら演奏しているところは少しグールド張りです。

最前列には小学生くらいのお嬢さんが座っていて、ぐっすりと寝入っていましたが、演奏が終わると大慌てで拍手していたのがご愛嬌でした。

ラフォルジュルネも今日で終わりです。今日は、このほかにもホール前で行われていた女声での「四季」や、新丸ビルで行われていた演奏も聴いて、最後まで年に一度の祭典の雰囲気を味わってきました。