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映画『ロード・トゥ・メンフィス』監督:リチャード・ピアース、2003年

メンフィスは、アメリカの黒人文化の一つであるブルース音楽が生まれた土地である。当時さまざまな差別を受けていた黒人たちがこの街のビール・ストリートに集い、ライブハウスやラジオ局から自分たちの音楽を発信していった。代表的な存在としてはB.B.キング、ボビー・ラッシュ、ロスコー・ゴードンなどであるが、他にも多くの歌手・演奏家たちがこの街から生まれた。やがて、彼らの音楽は黒人のための音楽を、エルヴィス・プレスリーはじめ白人たちが歌うようになり、白人に受け入れられ、黒人以上の熱狂をもってその音楽がアメリカに広まっていった。

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■感想(個人的評価:★★★--)

「ビール・ストリートは変わってしまった」、という当時のスターたちの述懐がありました。昔は黒人しかいない、独特の街だったのです。印象に残るのは、教会での「脂ぎった」神父が吠えるように歌うブルースと、ライブハウスでのボビー・ラッシュのパフォーマンスで、聴衆の音楽に対する独特の熱狂ぶりも「らしい」ものでした。