断捨離をほぼ終えて

断捨離という言葉、とても長いブームとして続いているように思います。

ブームの発端となった、やましたひでこさんの『新・片付け術 断捨離』が2009年12月の出版ですから、現時点(2014年1月)で、かれこれ4年が経過したことになりますね。

日本家屋は一人あたりの面積をとってみればそんなに大きくはありませんし、一方では暮らしていればいろんなものが家に入ってくるわけで、どうしてもカオスになりやすい、カオスになるとさまざまなストレスがたまりやすくなる、というそんな状態が誰にでもあるのだと思います。

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■『断捨離』から学んだこと

  • ともかくまず「捨てる」ことから始めること。
  • 自分で自分をもてなそう。
  • 総量規制を行い、新しいものを入れたら古いものを捨てる。
  • オートランの法則。(自動的に片付くメカニズム)

※自己管理が徹底できると、不機嫌状態を脱することができる。

■自分自身の取組

私自身も、これまでは、今住んでいるところをいろいろ「整頓」してはみても「片付け」をきちんとは実践できていなかったようです。一念発起してさまざまな自分なりの断捨離を2013年かけて行い、とくにこの年末に集中的に「捨てる」を行ってある程度のところまできたと思います。それとともに、何があるのかということで「見える」化も併せて行い、自分自身をマネジメントできるよう取り組んできました。

■行ったことは何か

私自身が「断捨離」の取組として、どんなことをしたのかをまずは列挙してみたいと思います。(中には直接「断捨離」に関係しないような内容もあると思います。)

  • 見える化】資産管理の統廃合(2010年12月~)

使用していない預金口座の廃止、集中化。

保有有価証券のリアルタイム評価管理+通知システムの作成。

アプリケーションを利用し、自分に関するほぼあらゆる情報を管理。

  • 【片付け】書籍の処分(2013年3月~)

新書、文庫本などをほぼ全面的に電子化。

残った書籍を押入れ下のスライド式書棚で管理。

  • 【片付け】衣類の処分

使っていない衣類を処分するとともに、残った必要な衣類を然るべき位置に納めた。(スーツ、シャツ類はぶら下げて管理。下着類は衣装ケースに収め、季節ごとに交換できるようにした。)

収納各所にラベルを貼付して何がどこにあるかすぐにわかるようにした。

またアプリケーションを利用し、何がどこにあるかすぐに検索できるようにした。

■断捨離をほぼ終えて

実際のところ、部屋の中はすっきりとしましたし、何がどこにあるか手によるようにわかるようになりました。とくにやましたひでこさんの7割収納の考え方、衣替えがそもそも必要なのか?などの考え方は参考になりました。捨て始めると勢いがかかり、かなり強気に捨てて行けたと思います。

一方で、モノだけに着目すると、当初のもくろみとしては、整理整頓された家の中で生産的な営みを、と考えていたのですけれど、スカスカになり過ぎるということは、必ずしも居心地の良い空間ということでもなく、片付いた部屋からどちらかというと出たくなるという妙な衝動も出てくるのが不思議なところです。(整った部屋での理想の暮らしといった女性誌さながらの感覚は生まれてこないんですね。)

また、整理した結果として他のみなさんと同じように「これだけしか自分には残っていないのか」、という寂しい感慨があったのもまた事実なのです。

かと言って、捨てたものをもとに戻したい、カオスにしたいという考えは一切出てきません。やはり、自分のマネジメント下にモノを置くことができるというのは大切なことなのだと思います。これからは今まで以上に「美しい管理」ができるよう取り組んでいきたいと思っています。