『五嶋龍ヴァイオリン・リサイタル ジャパンツアー2012』サントリーホール
この日の演目は、プロコフィエフ、パガニーニ、ベートーヴェンそしてラヴェルと、分かりにくい構成ではあったが、それぞれ曲の特徴をとらえた演奏で、アラカルトで楽しめた。伴奏を務めるマイケル・ドゥセクのピアノも見事だった。
- プロコフィエフ『ヴァイオリン・ソナタ 第一番 へ短調 Op.80』
- パガニーニ『「うつろな心」による序奏と変奏曲 Op.38』
- ベートーヴェン『ヴァイオリン・ソナタ 第二番 Op.12-2』
- ラヴェル『ツィガーヌ』
いつも感じることだが五嶋龍は弓使いは見事で音色も豊かだ。
ただ、曲目のせいかもしれないが、お姉さんの五嶋みどりさんの演奏のような「情景が浮かぶような表現力」までは感じとることができない、これはなぜだろうか。