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落語『立川談春独演会』千葉市民会館

f:id:alpha_c:20121114113122j:image:left勤務先に近くで開催された独演会だった。人気が高いせいか、1,001席のこのホールでしかも平日の夜にもかかわらずすぐにチケットも売り切れるような状態だったようだ。

最初の噺は『かぼちゃ屋』、天秤棒を持ってかぼちゃを売りに路地に入っていく与太郎、「上を見て」が分からず原価のままかぼちゃを売ってしまう。上をみて「あー」と言っているだけの天衣無縫な明るさ。

続いては『粗忽の使者』、殿様の使者として訪れた地武太治部右衛門だが、自分が何を伝えにきたのかわからない。閻魔で尻をいやというほどつねってもらってようやく思い出す。そそっかしさがこれも明るく演じられた。

幕が入り、最後は『妾馬』、親をさんざん困らせてきた兄の八五郎が、初めて訪れた殿様のお屋敷で勝手がわからずいろいろずっこけながらも、今は殿様の側室となり身分違いの妹に人の道をこんこんと説く。

19:00開演のこの独演会も終了は21時過ぎだったが、聴衆も大いに笑って満足して帰ったのでは。談春さんは今回初めて聞いて、噺の味が分かりづらかったが、今日の演目のせいもあると思う。今の時世を踏まえて大胆に噺の内容に手を入れる斬新さがあるなあと感じられた。(これはたぶん好き嫌いが分かれるところでは)

最後の『妾馬』は、今日の演目では聴かせどころのある噺だったが、実はこうしたところがうまい人ではという感想を持った。