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映画『ゴッドファーザーPART2』監督:フランシス・フォード・コッポラ、原作・脚本:マリオ・プーゾ、1974年

f:id:alpha_c:20121111112017j:image:leftヴィト・コルレオーネ(ロバート・デ・ニーロ)は、シチリア島のコルレオーネ村に住んでいたが、村の有力者への上納金を拒否したことがもとで一家を皆殺しされ、追われるようにしてアメリカへと渡った。

渡米後は食料品店で地道に働き、結婚して家族を養っていたが、地元のマフィア、ドン・ファヌッチが親族の働き口を割り当てるため、ヴィトは職場から追い出されてしまう。無職となったヴィトは、こそ泥をしている男と仲間となり、彼の職場を奪ったファヌッチに復讐を果たして逆に彼が地域の「問題解決役」となっていった。

一方、ヴィトからコルレオーネ家を引き継いだマイケル(アル・パチーノ)はニューヨークから本拠を変えたネバダでまたたく間に力を付け、有力なマフィアとなり、政治家とのパイプも形成していた。彼は、レイク・タホで息子を祝う盛大なパーティーを開くが、マイケルのもとにはやはりさまざまな相談者が訪れた。フランク・ペンタンジェリ(マイケル・V・ガッツォ)は、ハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)を後ろ盾とするロサト兄弟との対立について助力を求めてきた。しかし、ロスはマイケルのギャンブル産業進出を後押ししている立場にあることから、マイケルは対立をこれ以上エスカレートさせないようペンタンジェリをなだめるが、それに対してペンタンジェリは敵意を露わにして去っていった。

f:id:alpha_c:20121111112016j:image:leftパーティが終わったその夜、マイケルは自身の邸宅で寝室を銃で武装した一味に襲われる。妻の機転もありこの難を逃れることができたが、犯行はこの日敵対的に去っていったフランク・ペンタンジェリかと思われたものの、実は、黒幕は彼の進出に含むところのあるロスであることに気が付いていた。

ペンタンジェリは、マイケルの指示により逆にロスの手先であるロサト兄弟と仲直りをして油断させようとするが、逆に彼らに襲われ、マイケルをも疑うようになる。また、キューバハバナで行われたパーティーでは、兄のフレド(ジョン・カザール)がロスの腹心と通じていることを知り、問い詰める。フレドは、一族の中での自分の扱いに不満があったのだった。親族からも裏切られマイケルは窮地に立たされる。

マイケルは、その後上院公聴会へ呼び出され、ここでペンタンジェリが証人として出頭することになり厳しい処分を覚悟しなければならない状況に追い詰められたが、ペンタンジェリの兄を公聴会に同席させるという機転を利かし、不利な証言を回避させる。

これにより息を吹き返したマイケルだったが、妻のケイ・アダムス(ダイアン・キートン)からはもうこの生活には我慢できないと別れを切り出される。彼の手元には二人の子供だけが残される。

そして、この一連の出来事の収束を図るため、マイケルは今は力を失ってしまった対立者のロスと、自分に背いた兄フレドを抹殺する。

DVDで2枚組の大作で、ヴィトとマイケル、この親子のストーリーを関連付けながら重層的に展開していた。こちらも何度も見てストーリー展開が理解できる作品だったと思う。PART1からPART3まで、アメリカにおけるイタリア人、イタリアらしさというものがふんだんに盛り込まれていて、これがこの連作の背骨をなしていた。