クローズアップ現代「どうなる菅政権~民主党・岡田幹事長に問う~」
都市部以上に地方では民主党に対する向かい風が強い。あいさつ回りは、おわびからはじまる状況である。
茨城県議会議員選挙でも23名の候補を立てながら6名しか当選しなかった。
民主党への支持をつなぎとめるために、県連幹部との話し合いを続けている。
(民主党幹事長 岡田克也)党への批判は受け止めなければならないが、これまでの政府ではできなかったことをやってきた。これをきちんと伝えていきたい。党の中でもめているという印象があるが、たんに小沢元代表には説明責任を尽くして欲しいということであり、内紛があるわけではない。
(国谷)党が二つに割れている印象があるが。
(岡田)さまざまな問題にしっかり対応することでまとまるしかない。
(国谷)明日までに政倫審への申し出を行って欲しいといっているが具体的な動きがない。党内のやり取りが分かりづらい。
(岡田)明日までに申し出がなければ決議をしてでも出席して説明していただく。
(国谷)強制起訴となったときの離党勧告はあるのか。
(岡田)党内で議論することになるだろう。
(国谷)政権発足当初に比べ民主党に対する期待感が失われているが。
(岡田)首相の交代、参議院の敗北などがあったけれど、これまでやってきたことをアピールすることが必要だろう。公共事業よりも文教予算が上回った。また診療報酬をプラスにして緊急医療や勤務医に対する配分を厚くした。子ども手当や高校教育無料化をした。外交機密文書を公にした。
(国谷)尖閣問題もあったが。
(岡田)そうした誤りもあった。これは謝罪しなければならないが、やってきたことは誇りたい。
(自民党石原幹事長)財源がないのにバラマキを行った。これには謝罪してもらいたい。解散総選挙しかない。
(岡田)子ども手当をバラマキといったが、子どもは社会で育てるという思想である。マニフェストは再検証していきたい。
(国谷)予算と関連法案を通さなければならないが、政権・国会運営の先行きは明るくないが。
(岡田)野党には、党利党略でなく国民の立場で考えていただきたい。
(国谷)与謝野氏も加わり、部分連立や修正などに重きを置くのか。
(岡田)あらゆる政党と対話していきたい。重要なことは国民の立場に立って議論していきたい。
(国谷)挙党体制は作れるか。
(岡田)大丈夫だ。