映画『舟を編む』監督:石井裕也、2013年

 

舟を編む

舟を編む

 

 ■あらすじ(シネマトゥデイより)

玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。

■感想(個人的評価:★★★★-)

正直なところ、原作を読んだ時にはそれほど印象には残らなかったのですが、映画はよかったと思います。馬締光也を演じた松田龍平をはじめキャストもよかったし、玄武書房や下宿の古びた様子も効果的でした。大渡海の完成間近の段階で誤りに気が付き、アルバイトの学生も含め総出でチェックし直しに取り組んでいるところなども印象に残ります。また、松本先生(加藤剛)は全体を通して存在感がありました。