映画『ブレードランナー2049』監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ、2017年、シネマイクスピアリ

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■あらすじ(ウィキペディアより)

2049年、更に荒廃が進んだ地球。タイレル社によって製造されていたレプリカントと呼ばれる人造人間は、度重なる彼らの反乱によって倒産した同社の資産を買収したウォレス社によって改良され、人間社会に組み込まれていた。LAPDに属する最新型レプリカントのKは、「ブレードランナー」として、旧式レプリカントを「解任(殺害)」する職務に就き、家ではウォレス社製のホログラフィーである恋人ジョイと過ごす日々を送っていた。
Kは捜査中、反逆レプリカントのサッパー・モートンを「解任」した際、木の根元に箱が埋まっているのを見つける。その中には遺骨があり、分析の結果帝王切開の合併症で死亡した女性レプリカントのものであることが判明する。

 

■感想(個人的評価:★----)

かつての名作の続編ということになるのだけれど、あの世界の再構築は半ば難しいだろうな・・・リドリー・スコット・・・うーん、だしなと思いつつ、でも半ばは期待を込めて観に行ってきました。

観てよかったです。ああ、こんな形にまとめたのか・・・ということが分かったので。乱暴を承知でまとめてしまうと、殴り合い、撃ち合い、効果音を駆使してのハリウッド映画だと思います。

前作の素晴らしかった音楽世界(Vangelis)はどこへ行ってしまったのでしょうか。音楽がすっかり効果音に置き換えられ、「早く終わらないかな・・・」という感覚ばかりでした。

と、観たのが昨日だったのですが、武田百合子さんの『日々雑記』を読んでいましたら、娘の花さんとひどい映画を見て「映画が終わって、のろのろと立ち上がった皆の顔は、ぼんやりしていた。」という一文が出てきて、まさにこんな感じ、と思いました。ブレードランナー世代もお父さんでしょうけれど、一人なら良いですが、ご家族とは観に行かないほうがいいのでは、と思います。

今日の朝は素晴らしい朝で、へんな気分も癒えました。