ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015《PASSIONS(パシオン):「恋と祈りといのち」の音楽》一日目、東京国際フォーラムホールA〈デカルト〉

今回のGWは非常に天気がよく空気も乾いて爽やかな日から始まりました。

少し早めに着きましたので、丸ビルのマルキューブの会場を確認して、有楽町方面に向かって歩いて行きました。

会場に着くと例年の屋台村などで大変な混みようです。

線路側のガラスに囲まれた棟ではOTTAVAの公開放送が行われていて、イベントを主催するルネ・マルタンさんのインタビューが行われていました。

その後、希望者と記念撮影にも応じていたようです。

さて、今日は、そのルネ・マルタンさんがプレゼンターを務める「ルネ・マルタンのル・ク・ド・クール(ハート直撃コンサート)」(プログラムナンバー114)を聴きに行きました。

会場は最も広いホールA〈デカルト〉、5008席がほぼ満席に近い状態でした。

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今日の演奏は、コンチェルトとオペラ作品で、オーケストラはポーランドシンフォニア・ヴァルソヴィア、指揮はアメリカのロベルト・トレヴィーノさんでした。

■プログラム

寸評ですが、

ショーソンの作品は、ヴァイオリンコンチェルトでした。耳になじみのない音楽でしたが、ソロ奏者のイレーヌ・ドゥヴァルさんの演奏は見事でした。

ショパンは、ソロ奏者のクレール・デゼールさんの滑らかなタッチが印象に残りました。もう一度聴きたいと思わせる表現力でした。ただし、この作品自体は単体ではよいのですが、やはり1番と比べてのスケール感のなさというのか、反復に近い印象をどうしても持たざるを得ないところがあります。

「私のお父さん」「私の名はミミ」のソプラノ、アマンダ・バビアンさん、アメリカ人で博士号を持ちながらメトでも「夜の女王」で歌っている実績があるようです。よかったと思います。

「人知れぬ涙」のテノール、アレッサンドロ。リベラトーレさん、イタリア人でイタリアの主要歌劇場で歌っているようです。若さもあってパワーが並はずれています。繊細な部分はこれからといったところでしょうか。アマンダさんとの息の合った「乾杯の歌」はアンコールでも歌っていましたが、声を傷めないようにと思うばかりの熱唱でした。