「脳がよむ・かく」(UTokyo OpenCourseWare 学術俯瞰講義)【情報<よむ・かく>の新しい知識学 第2回】東京大学大学院総合文化研究科 酒井 邦嘉
■内容
- 読書を通して、言葉の意味を補う「想像力」、思索に耽ることで、自分の言葉で「考える力」が自然と身に付く
- 言語能力を鍛えるには、入力は適度に少なく、出力はできるだけ多くするとよい。創造力こそは人間らしさでもある。
- 言葉で表現する場合は、書ける力がまず先にあって、次いで話す力につながっていくことが順序としてある。一方で、筋道立てて説明する場合は、話す力(相手の反応を含めて)がまず先にあって、書く力につながっていく。
- 生涯に渡る読書や学習の蓄積が脳を創る(効率とは全く関係ない)。自分の中だけの思考には限界があり、著者との対話がある読書に意味がある。
■感想
- 脳は、補完や思考を通じて鍛えられていく。これをさらに具体的な方法論に高めていければ面白い。
- 例えば反復の重要性をふまえた方法論、情報の取捨に関する方法論などがさらに聞きたいと思われた。
■講義動画
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■参考文献
言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)
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