バレエ『ドン・キホーテ』ボリショイバレエ団、東京文化会館

今年来日したボリショイバレエ団は、東京では『白鳥の湖』、『ラ・バヤデール』、『ドン・キホーテ』を上演します。

特に、ザハーロワの出演する公演は人気が高く、売り切れだったようです。先週ライブビューイングで『ラ・バヤデール』を観たところですが、同バレエ団では少し抜けた存在感があると言っていいと思います。

今日の公演は『ドン・キホーテ』で、キトリをクリサノワ、バジルをミハイル・ロブーヒンが踊ります。

今はもう削除されてしまっているのですが、以前Youtubeに、ザハーロワとロブーヒンによるドン・キホーテのグラン・パ・ドドゥの場面がアップされていて、キレ、カッコよさが伝わってくる素晴らしい踊りでした。また、クリサノワについては、やはりYoutubeに『海賊』の「花園」の場面でザハーロワと組んで踊るところがアップされていて、これもまた素晴らしい内容でした。

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ボリショイの『ドン・キホーテ』は、アレクセイ・ファジェーチェフによる1999年の改訂振付版で、構成も通常の版とは少し違いコンパクトに感じました。ただ、ボリショイバレエ団らしさというものまで伝わってきたかというと、そこまでは難しかったかもしれません。実力は感じましたけれども、図抜けた見事さまでは?伝わってこなかったようです。

今日のホワイエはほとんど9割は女性の皆さんが、シャンパンを片手に観劇を楽しんでいました。初めて出待ちもしてみましたが、主役には会えませんでした。