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映画『麦秋』監督:小津安二郎、1951年

北鎌倉に暮らし、独身生活を送っている紀子(原節子)に、勤め先の専務から縁談話が持ちかけられる。紀子は気乗りがしないが、兄の康一(笠智衆)は、相手男性は名家の出身で地位も高く、いい話だと紀子に薦める。紀子はある日、家を出たまま帰らない甥を探して、妻を亡くした医師、謙吉の自宅を訪ねる。謙吉は秋田の県立病院への転勤が決まっていたが、母のたみ(杉村春子)は東京から離れたくない。たみは、紀子に対して謙吉の嫁になって欲しいと本音を漏らす。

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■感想(個人的評価:★★---)

これも、紀子を巡っての家族の思いを描いた作品でした。ほどほどの幸せに満足し、また必ず迎えなければならない家族の別れを悲しむ、そんな姿がよく描かれていました。個人的には『東京物語』や『晩春』の方がストーリーがしっかりしていて好きでしたが、この作品ではお父さん役の笠智衆が兄役というのが不思議な感覚でした。