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歌舞伎『仮名手本忠臣蔵 大序・三段目』歌舞伎座

今年の、と言いますか、新歌舞伎座初めての顔見世歌舞伎は通し狂言仮名手本忠臣蔵』です。

今日は朝から雨が降っていたのでそんなに混まないかな、と10時くらいに行くと(前回は10時30分でもうダメだった。)、なんと前回以上の長蛇の列ができていました。まだまだ新歌舞伎座熱はさめやらないようですね・・・。

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舞台の初め「大序」では、人形を遣いながら、まずは演じる俳優や義太夫の奏者などを一人ひとり紹介します。

とくに、看板俳優を紹介するときには「えっへん、えっへん、えーっへん」とひとしきり咳払いをして紹介します。やはり、大星由良之助を演じる吉右衛門のところで一番の大仰な咳払いをしていました。

しかし、今日一番楽しみにしていたのは、高師直を演じる市川左團次さんです。渋いでしょう。

それはなぜかというと、昨夜銀座のとある飲食店ではからずもご一緒することになったためなのです。

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そのお店で、連れの人らしい人が「左團次さんもうすぐ来ます」とお店の人に告げた声が耳に入ったのです。本当かなと思いましたが、実際にその後現れ、驚きました。以前からも好きな俳優さんでしたが、ジャケット姿はまたダンディーでしたね。お店の人に聞くと、落語の圓楽さんもよく来られるそうで。

さて今日の舞台ですが、やはり歌舞伎を代表する演目、一つひとつの所作に意味が込めてあり、ある意味大仰です。

若狭之助や塩冶判官が高師直に罵倒され、怒りを溜めていき、爆発するところなど山場が明瞭にありますし、足利直義に従う大名たちの威厳、場面が転換して師直の家の前での賄賂のやり取りのコミカルさ「ばっさり」、など見どころも多く、場面もどんどん転換します。流れも分かりやすいし江戸の人々にとってもリアルに楽しめたものだったのではないでしょうか。