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『第37回ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会』第一生命ホール

ピアノ・コンクール・・・ショパン・コンクールやチャイコフスキー・コンクールなどずいぶん昔から興味を持っていたけれど、実際に見に行くのはこれが初めてではないかしら。

今日の「特級ファイナル」は、細かくグレード分けされた中で最上位のコンテスタントが競い合う場で4名がそれぞれピアノ協奏曲を演奏する。

ショパンのピアノ協奏曲1番が最初と最後の二人、そしてグリーグのピアノ協奏曲、チャイコフスキーのピアノ協奏曲をそれぞれのコンテスタントが演奏した。

さてどんな演奏を聴かせてくれるのかな、と思えばこれが、若さは感じる者の驚くほどの水準で、華やかな曲調もあって、緊張しながらも楽しむことができた。

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感想

1番の中川真耶加さん(ショパン):トップバッターで緊張もあったと思う。ピアノの歌い上げるような部分は上手、一方で穏やかな部分が弱く感じられた。

2番の鯛中卓也さん(グリーグ):大学院生でさすがに落ち着いた演奏を見せた。まとまっていて出だしを除いてあまり破たんがなく完成度が高いように思われた。

3番の桑原志織さん(チャイコフスキー):高校生とは思えないスケールの大きい演奏。出だしは強いだけのように思われたが、落ち着いた曲調の部分が高校生らしからぬ成熟した、粒だった美しいパッセージを生み出していた。

4番の浦山瑠衣さん(ショパン):アメリカのボストン音楽院に在学中とのこと。文句なしに一番成熟した演奏。第三楽章にやや破たんも見られたように感じたが、直前のチャイコフスキーの熱演の後で見事に弾きあげた。

結果としてグランプリは浦山さん、銀賞が桑原さん、銅賞が鯛中さんとなった。

<追>

改めてYOUTUBEで演奏を聴いてみたところ、ミスタッチが多く感じられた。会場で聴いたのとは少し違う印象だった。