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映画『声をかくす人』監督:ロバート・レッドフォード、2012年

f:id:alpha_c:20130625213826j:image:left南北戦争が北軍の勝利によって終結したその年、リンカーン大統領は劇場で南軍派の若者によって射殺された。そして、この若者たちにはすぐさま北軍による追跡が始まり、主犯は殺害され、多くは捕われの身になる。

しかし、彼らが集結していた家の女主人であるメアリー・サラット(ロビン・ライト)にも暗殺の嫌疑がかけられ、法廷で若者たちとともに裁かれる身となる。

この裁判でメアリーの弁護を引き受けたのは、元北軍の兵士であったフレデリック(ジェームズ・マカヴォイ)であったが、その弁護を行うなかで、国家の正統性を保つために証拠不十分の人間を罪人に仕立て上げるのはおかしいと感じはじめる。

静かな映画だった。とても落ち着いた流れの一方で、人の手によって暗殺犯へと仕立て上げられる不条理が際立っていた。女主人、弁護士双方の演技がよかった。