今年の映画三本(前年以前の公開作品やDVDにより視聴したものを含む

まだ、余すところ二週間ほどあるけれど、今年見た映画の中で秀作の三本(前年以前の公開作品やDVDにより視聴したものを含む)を選んでみたい。

リドリー・スコットブレードランナー』1982年(2012年2月鑑賞)

f:id:alpha_c:20120226201302j:image:left初めて見たときの衝撃が忘れられない。宇宙進出時代の人類を描きながら、その様相は雨ばかりが降る暗い社会である。描きかたも抜群だが、ヴァンゲリスの音楽も映画の効果を高めていた。まずはこれが一番。





アンドレイ・タルコフスキー惑星ソラリス』1972年(2012年8月鑑賞)

f:id:alpha_c:20120818105115j:image:left知能を持つ海を持った惑星ソラリスで、心理学者ケルヴィンの前に自殺したはずの妻が現れる。ケルヴィンのみならずコピーであるはずの妻ハリーまでもが自らの存在に悩む。人間存在について深く考えさせられる作品。




フランシス・フォード・コッポラゴッドファーザーPART3』1990年(2012年11月鑑賞)

f:id:alpha_c:20121108202333j:image:leftマフィア界の頂点を極めたマイケル・コルレオーネの後日譚。前二作とくらべ評価は今一つのようだが、老いてからのアル・パチーノの演技はさらに磨きがかかっており、舞台設定も申し分ない。


次点としては、クリント・イーストウッドミリオンダラー・ベイビー』かな。