映画『アメイジング・スパイダーマン』監督:マーク・ウェブ、2012年

f:id:alpha_c:20121222235120j:image:left少年ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、学校でもいじめられる存在だったが、忍び込んだ遺伝子組み換えを行う企業で研究中のクモに刺されてしまったことをきっかけに身体に異変が起きる。

彼の身体には力強さが宿るとともに科学知識も高まり、これを利用して繊維状の物質をクモの糸のように自在に操る技術を身に着ける。

彼は、自分を愛し育ててくれた叔父を強盗に殺され、この犯人を突き止めようと毎夜のように凶悪事件の犯人をその技術を利用し、スパイダーマンに変身して追跡し、警察に引き渡していく。しかしニューヨーク市警のステイシー警部(デニス・リアリー)は彼の行動を快く思わず、逆に逮捕状を用意して捕えようとする。

一方、この企業で研究を行っていたコナーズ博士(リス・エヴァンス)は、ピーターから得た数式をもとに、安定した遺伝子組み換えを確立できるようになり、自信を強大な力を持つリザードへと変化させ、ニューヨークの街を恐怖に陥れる。そしてすべての人間をリザードへと変えようと、そうした効力のある薬剤をニューヨークに噴霧しようとする。

その博士の前にピーターはスパイダーマンとして立ちはだかる。

これは、とても見事な作品に仕上がっていた。

ストーリーは破天荒だが、しっかりとまとまっていて少年の育っていく姿や、育ての親やガールフレンドとの愛情もよく描かれているし、正義の味方としての姿もよかった。

また、クモの糸を利用してビルからビルへと飛び移る浮遊感がとてもよく表現されていたと思う。