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映画『プリティー・ウーマン』監督:ゲイリー・マーシャル、1990年

ハリウッドでコールガールをしているビビアン・ワード(ジュリア・ロバーツ)は、高校を中退し、いくつかの仕事を経て現在に至っている。派手な化粧と扇情的な装いで毎夜のように街頭に立つ。ある夜、彼女は高級住宅地であるビバリーヒルズへの道を聞いてきた企業買収を行う実業家エドワード・ルイス(リチャード・ギア)の車に乗って、その宿泊するホテルに訪れる。

そこは、ビバリーヒルズで最高のホテルのペントハウスだった。いつものとおりの刹那的な関係を考えていたビビアンだったが、エドワードは一週間3000ドルもの金を出して彼女を「雇い」、有名なファッションブティックの立ち並ぶロデオドライブで高級な衣装を誂え、その仕事である企業買収の会食などの場、高級レストランに連れて行く。

初めて目にするきらびやかな世界に彼女は戸惑うが、自分を紳士的に優しく扱うエドワードにだんだん心惹かれるようになっていく。そしてエドワードもまったく住んでいる世界が違うけれども率直な彼女に惹かれていく。

f:id:alpha_c:20121106191426j:image:leftエドワードは「仕事」から離れ、彼女を自家用ジェットに乗せてサンフランシスコのオペラハウスに連れていき、『椿姫』を特等席で見せ、彼女は初めてオペラを見て感動する。エドワードは、彼女を大事に思うようになり、行う予定だった企業買収は彼女の率直な考えを聞いて中止し、協同して事業を営むという道を選択する。

そして一週間が経ち、二人の契約の日々は終わりを迎える。

もうずいぶん前、それこそ日本ではバブル時代の映画だが、今でも色褪せない魅力がある。とくにオペラハウスのシーンでは、高級な宝飾の装いもさることながら、オペラに感動する姿が印象的だった。また、存在感のあったのはビバリーヒルズのホテルの支配人バーニー・トンプソン(ヘクター・エリゾンド)で、最初は彼女を胡散臭い存在としてとらえていたが、彼女を洗練させていくよき相談相手として魅力的だった。