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『メトロポリタン美術館展』東京都美術館

東京都美術館では前回の『マウリッツハイス美術館展』に続く美術展となり、ニューヨークの同美術館から133点もの美術品を借り受けて展示された。メトロポリタン美術館では、古代から現代まで世界各地の美術品を所蔵しているが、今回の展示ではアメリカに在住した画家が、開拓以前のアメリカの美を描いた作品が目を引いた。

○ワージントン・ウィットレッジ〈鱒池〉1870年

f:id:alpha_c:20121028194954j:image:left林の中の鱒池を描いたもので、明るい陽射しと奥行きの表現が印象に残る。ウィットレッジは開拓時代のアメリカを生きた画家で、当時の美しい自然が見事に描写されている。






フィンセント・ファン・ゴッホ〈糸杉〉1889年

f:id:alpha_c:20121028194953j:image:leftこの展覧会でもっとも注目される作品だろう。この時期のゴッホ特有の画法で野原に立つ一本杉を描いている。ゴッホはこのモチーフをいろいろな場面で描いている。 杉の木に驚くほどの深みやエネルギーを感じる。





アルバートビアスタット〈マーセド川、ヨセミテ渓谷〉1866年

f:id:alpha_c:20121028194952j:image:leftビアスタットはウィットレッジと同様に開拓時代のアメリカを生きた画家である。今やヨセミテは国立公園となり有名な観光地でもあるが、未開発の当時の渓谷の姿を見ることができる。切り立った岩壁への畏敬の念を感じさせる。