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ビル・エヴァンス「Bマイナー・ワルツ」

ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング +3

ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング +3

もうとうに忘れ去っていたけれど、数十年前から気にかかってはいた。

この曲は、当時のラオックスのコマーシャルで、風にそよぐ竹林の映像とともに流されていた。

「Bill Evance」という名前は画面に表示されるが肝心の曲名が表示されない。

何という曲なのか知りたいと思い、当時実際にラオックスで店員に尋ねたり、ジャズに詳しい知人に訊いてみたりしてみたが、結局分からずじまいだった。

そして、そのうち自分も忘れてしまった。

しかし、昨夜、何年かぶりにあのコマーシャルが頭をよぎり、もしやと思って「Laox Bill Evance」で検索すると、その曲名が検索結果の一隅に表示され、なんだったのかがようやく分かった。それがこの「B Minor Waltz」だった。

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エヴァンスの魅力は、私的には「朝」を感じさせるところだろうか。

ジャズというと夜、暗い穴倉のようなレンガ造りのライブハウスを一般的に想起させるが、有名な「Waltz for Debby」や「My foolish heart」でもそうだけれど、エヴァンスの作品には何かやわらかい光に満ちた静けさを感じさせるところがある。

都会ではなく、郊外の雑木林で木漏れ日を浴びているかのような。

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