ハートをつなごう「働くことがツライです(2)仕事の“やりがい”とは?」

井島亨さん(36)大学在学時、まったく就職活動をしなかった。IT関係の仕事に就きたいと考えていたが、アルバイトで生計をつなぐ10年間だった。10年間働いたがほとんど給料が上がらなかった。

岩淵弘樹さん(27)、大学を卒業してから工場の派遣社員としてフタを作り働いていたが、現在介護施設で働くようになり充実感を感じている。

働き始めて半年、家族も喜んでいる。工場労働よりもやりがいがあるのではないかといってくれた。

自分で自伝的なドキュメンタリー映画を作り、自分の働きぶりや周りの人々の意見などを映像に残している。

石田衣良)30代の半ばで結婚や子ども、家を持つことなどをあきらめている。

首都圏青年ユニオン書記長 河添誠)労働者の3分の1は非正規である。大学を出て正規社員となるとさまざまな技能を身につけることができるが、ここから外れてしまうと何も身につけられなくなる。非正規の人のキャリアアップが必要。

(河添)社会は頼りあうものである。まずいろいろと相談して出口を見つけることが必要。