サイエンスZERO・選「ZEROスペシャル 科学ニュース2010」

10位:野口さん・山崎さん宇宙滞在、日本人同士がはじめて宇宙船で顔を合わせた。

山崎さんはさまざまな実験装置と水を届けた。

宇宙から見た地球は想像以上に美しかった。

9位:IPS細胞研究所の設立

8位:うなぎの完全養殖に成功

7位:口蹄疫、被害広がる

6位:異常気象で猛暑の記録更新

5位:「反物質」の捕獲に成功、反水素の2秒間の閉じ込めに成功した。

4位:IPS細胞から初の臓器作製、マウスの細胞から小腸を作り上げた。またマーモセットの脊椎の治療に適用された。しかしIPS細胞を構成する4つの遺伝子の一つはガン遺伝子のため、ガン化する可能性がある。また基本的なメカニズムがまだ分かっていない。受精卵が胚となり臓器に分かれていく、そのきっかけがよく分からない。ES細胞は胚になったときの一部を取り出して臓器にするものであるが、IPSも含めガン化する可能性がある。

3位:ノーベル化学賞日本人2人が受賞、クロスカップリングの手法で有機物の合成をなしとげた。

2位:イカロスとあかつきH2Aで打ち上げ、イカロスは帆を張って宇宙空間を航行する。あかつきは金星探査を行う予定であったが失敗し、6年後を目指す。

1位:はやぶさ帰還、往復45億キロの旅であった。小惑星イトカワに着陸するも衝撃で破損、燃料漏れ、交信不能、エンジン停止などトラブル続きであったが、工夫してなんとか地球に帰還するところまできた。回収したカプセルからはイトカワのものと思われる微粒子が1,500個発見され、太陽系の起源が明らかになるのではないかと期待されている。快挙を成し遂げた背景としては、発想があった。新しいインスピレーションを持って科学技術に取り組んで欲しい。