スーパーバレエレッスン ロイヤル・バレエの精華 吉田都(12)

(“ロメオとジュリエット”第1幕バルコニーのパ・ド・ドゥ)このシーンではパートナーを信頼しきって踊る。引き上げる動きではなく、地に足の着いた踊りである。

一つひとつのステップに気持ちが入っていなくてはいけない。

自分なりの感情の表現は必要だが、伝わる方法があるはず、そうしたことを求めていきたい。

ステップの手順が見えてしまうようではだめ、一つひとつが感情の表現であり自然な流れでなければいけない。

(ピーター・ライト)ロイヤルオペラハウスは馬蹄形の劇場で感情の投影をきちんと奥の席にまで伝えることが難しい。しかしダンサーはそれを行う必要がある。