情熱大陸「バレエダンサー・熊川哲也」

バレエダンサーが多くKバレエに応募してくるが、熊川哲也のめがねにかなうのは100人に1人である。どこそこのコンクールで優勝した、などの履歴は本人の実力とは関係ないと考えている。すべて自分の目で確かめる。

Kバレエでは、階級に応じて受ける報酬も異なる。

熊川は舞台で踊ったり、団員を採用したり指導したりするだけでなくバレエ団の経営も行っている。しかし、8割の舞台で主役を務めている。

バレエは踊るだけではない、作品の紹介や後輩の指導も含めてバレエである。バレエの偉大さを感じており、自分をそれほどアピールしなくていいのだと考えている。

Kバレエ教室は750人を抱えており、生徒はプロを目指す。

熊川は札幌で10歳でバレエを始めた。当時は人より高く飛ぶ、喝采をもらうとか、そうしたことばかりを考えていた。

この国ではバレエはおけいこの延長である。それを変えたいと考えている。

顔の表情も重要、表現する力をダンサーに付けさせたい。

かつては唯一の趣味は車、といっていた。今は、スーパーカーよりもスタジオの完成を待ちわびている。小石川、恵比寿にすでにスタジオを作っているが、今回は吉祥寺に新しいスタジオを作ろうとしている。

最近は自らは出演しない公演を増やしている。

ダンスだけではなく王子としての立ち居振る舞いも指導する。台詞をすべて身体の動きに変えて表現する。