仕事学のすすめ 平井伯昌 人間力を高めるコーチング <新><全4回>第1回
・北島康介の泳ぎを分析するため、百万円するソフトを自分で買った。そのほかにも必要なものはどんどん自分で買った。
・平井さんはスイミングスクールの社員で、1986年に入社した。会社にとってはメダリスト養成が悲願だった。
・北島選手は当初平凡だった。才能以上に精神力を持っていることは重要であり、北島はそれを持っていた。練習では目立たないが、本番になると眼つきが違った。アドバイスをすると睨みつけてくるくらいの気の強さを持っていた。
・1998年に北島選手強化の計画書を作った。選手強化には100万円かかる。会社では冷ややかにみられた。
・平井さんは説明はできないものの北島は大成するという見込みを持っていた。
・シドニーでは4位となったが、その後も常識破りの筋肉強化のトレーニングに乗り出した。アジア大会で金メダルを獲得したが、その後もこれにとらわれずトレーニングを続けた。
・国民の期待などといわれたが、そうしたことになると受け身になってしまう。主体的に自分たちがとりたいと思うようにした。
・オリンピックでは調子がよくなかったが、強気で思い切りいき、アテネ五輪で金メダルをとった。
・平井さんはしっかり計算して方法を考案し、金メダルをとった。