視点・論点「特捜 改ざん背後にあるもの」

・特捜検事の改ざん事件、起こるべくして起こったのではないか。日本では検事は万能感を持っている。逮捕されると22日間保釈されることがない。その間に脅されて検察の思い通りにつくられた調書に署名させられてしまう。

・検察と被疑者とのやりとりはそのまま開示されることはない。都合の悪いものは開示されないのが実態である。

・今回の事件(厚生労働省の文書偽造事件)でも検察側が開示しようとしなければ開示されないままだったかもしれない。証拠はなんとでもなるという考えを検察は抱いている。

布川事件のような冤罪でも最近になってようやく証拠が開示されるようになった。証拠の開示を義務化する必要があるのではないか。