ワレリー・ゲルギエフ『白鳥の湖』マリインスキー劇場管弦楽団

白鳥の湖』については、ロンドン交響楽団の典雅な演奏によるCDをきいているところだが、いつも行く秋葉原石丸電気クラシック&ジャズ館で聞いたこのCDの演奏の重厚さに惹かれて購入した。とりわけ弦の低音が身体を震わせるような勢いで響いてくる。バレエを盛り上げるための控えめなBGMというより、「この音楽に負けずに踊れるか!」と言わんばかりの挑戦的とでも言えるような音のスケールであった。海外のバレエ団が日本のオケで踊ることはしょっちゅうだが、とりわけロシアのオケで日本のバレエ団が踊ることはちょっと冒険に近いかもしれない。

(なお、残念ながらこの低音は、わが家の再生装置では、ほぼまったく響いてこない・・・)