ロサンゼルス→サンディエゴ
■行程の概要
8:30 ロサンゼルス・ユニオン駅
11:20 サンディエゴ・サンタフェ駅
■日記
6:40起床する。午前2時近くに目を覚ましてからは、書き物をしたり映画を見たりしてじつはほとんど眠っていない。
テレビで流れていて思わず見入ってしまった映画は『パンズ・ラビリンス』という。
この映画では、スペインの内戦を舞台背景としており、つかまった兵士などが拷問で身体を切り刻まれる場面などが出てくる。「怖ろしさ」という感情は、例のスプラッター映画などよりも、実際にありえたかも知れない情景を通じての方がより深く伝わるような気がする。主人公のオフェリアの雰囲気や怪人の表現など特筆すべき点が多々あった映画だったが、この程度にしておこう。
今日は、アメリカ西海岸南端のサンディエゴへ列車で向かう。
8:30、AmtrakのSurfLiner#566は定刻どおりロサンゼルス・ユニオン駅を発車した。
Amtrakの典型的な編成で、シルバーの2階建て車両をブルーのディーゼル機関車が引っ張る形である。
今日も日差しは強い。昨夜は部屋の乾燥のためかなり咳き込んだが、だいぶ軽快したようだ。
【#06 サンディエゴ、サンタフェステーションに列車で到着】
【#07 駅前の公園の噴水池】
ロサンゼルスの印象であるが、ともかく街の規模が大きかった。昨日はアナハイムのHonda Centerまでアイスホッケーの試合を見に行こうとメトロとバスを乗り継いで行こうとしたが、結局途中で断念する破目となり、往復4時間も損してしまった。(アナハイムへ行くベストは、このAmtrakを使うことだと思われる。現に今日は1時間でアナハイムまで到着できた。)
ただ、街の規模は大きい(約400万人でニューヨークに次いで全米2位)けれども、印象としては「大きな田舎」という感じでもある。どうしても視点はダウンタウンに行くのだけれど、ダウンタウンが印象が薄いのだ。それこそハリウッド、サンタモニカなど、核がいくつもあるせいかも知れないが、どうもスカスカといった感じがあった。ダウンタウンにはヒスパニック系の雰囲気を感じさせる一角もあったようだ。
サンディエゴでは、ユースホステルに宿泊する。国境の町であり、メキシコへ鉄道で行くことができる。
ティファナという国境町だが、カトリックの教会があったり、スーパーではハラペーニョなどの香辛野菜を売っていたりと、明らかにアメリカとは異なる雰囲気である。少し滞在してサンディエゴへ戻った。
【#08 メキシコ・ティファナ、カトリック教会】
【#09 メキシコの少女】
サンディエゴは、ロサンゼルスに比べはるかにダウンタウンが充実しており、快適で清潔な都市という印象である。夜は、パドレスのホーム球場であるPetcoParkに野球を見に行った。前回行ったYankeeStadiumよりも美しさや構造の面白さといった点で勝る印象を持った。