映画

オペラ『魔笛』英国ロイヤルオペラ、2017年、TOHOシネマズ日本橋

モーツァルト:歌劇《魔笛》英国ロイヤル・オペラ2003 [DVD] 出版社/メーカー: 日本コロムビア 発売日: 2012/01/18 メディア: DVD クリック: 4回 この商品を含むブログ (1件) を見る 『魔笛』は、それこそ中学生当時から、何とはなしに聴き続けてきたオペラ…

映画『ブレードランナー2049』監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ、2017年、シネマイクスピアリ

■あらすじ(ウィキペディアより) 2049年、更に荒廃が進んだ地球。タイレル社によって製造されていたレプリカントと呼ばれる人造人間は、度重なる彼らの反乱によって倒産した同社の資産を買収したウォレス社によって改良され、人間社会に組み込まれていた。L…

映画『ダンケルク』監督:クリストファー・ノーラン、2017年、シネマイクスピアリ

■あらすじ(Wikipediaより) 第二次世界大戦初期の1940年5月26日から6月4日。イギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍兵はダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され、ダイナモ作戦による撤退を余儀なくされていた。英国陸軍の兵士であるトミー二等兵…

映画『Viva!公務員』監督:ジェンナーロ・ヌンツィアンテ、2015年、ヒューマントラストシネマ有楽町

■あらすじ(映画.comより) 終身雇用を求めて公務員になった男がリストラの対象になってしまったことから巻き起こる騒動を描き、イタリアで大ヒットを記録したコメディドラマ。終身雇用の仕事に就いて安定した人生を送るという子どもの頃からの夢をかなえ、1…

シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』2017年、東劇

■あらすじ(公式サイトより) 家督を守り、母の病気平癒を伊勢神宮に願うため、信夫の領主梵太郎と御伴の政之助は、不安を口にしつつも決意を新たに旅立っていきます。一方で、冴えない弥次喜多の2人は、長屋へ帰って一杯やっているところへ借金取りが現れる…

オペラ『蝶々夫人』英国ロイヤルオペラ、2017年、TOHOシネマズ六本木

今シーズンは、毎年充実したラインナップを送ってくるMETだけではなく、ボリショイバレエ団や英国ロイヤルオペラ/バレエなどがその公演をライブビューイングで上映しています。 英国ロイヤルは、今シーズン、オペラを6本、バレエを6本ということで、今回の…

映画『カフェ・ソサエティ』監督:ウディ・アレン、2017年、シネマイクスピアリ

■あらすじ(公式サイトより) もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功をめざす人々が集まり、熱気に…

オペラ『エフゲニー・オネーギン』メトロポリタン歌劇場、2017年、東劇

今シーズンのMETライブビューイングも今作『エフゲニー・オネーギン』で第9作になります。ですが、今シーズンは、ぜひ観たいという作品がこれまでなく、今作が初めての観劇?となりました。 東劇は、なかなかの混みようで、今作への期待が伺われます。 ◇MET…

映画『素晴らしきかな、人生』監督:デヴィッド・フランケル、2016年

■あらすじ 広告代理店の代表として成功してきたハワード(ウィル・スミス)だったが、愛する人を失ったのを機に仕事も私生活もままならなくなってしまう。やがて会社の業績も悪化し、社員たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペ…

オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』メトロポリタン歌劇場、2015年

今シーズンのMETライブビューイングは、今作が最後となります。 今シーズンのラインナップは、やはりMETというか、新しい作品を手掛けたり新演出を行うなど、チャレンジングな姿勢が目立ちました。 しかし、その分興味をそそられはしても出かけていくところ…

映画『鏡』監督:アンドレイ・タルコフスキー、1975年

タルコフスキー自身の生い立ちをとりわけ母とのかかわりを中心に描いた作品。 鏡 DVD HDマスター 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D) 発売日: 2013/12/20 メディア: DVD この商品を含むブログ (1件) を見る ■感想(個人的評価:★★---) 理解を超えた映画で…

映画『ワーグナー-偉大なる生涯-』監督:ヴィットリオ・ストラーロ、1983年

『ニーベルンクの指輪』をはじめ数々の大オペラを作曲したワーグナーの、国家に翻弄された生涯を綴った大叙事詩。 ワーグナー/偉大なる生涯 ディレクターズ・カット [DVD] 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D) 発売日: 2013/11/22 メディア: DVD この商品を含…

映画『恋人たち』監督:ルイ・マル、1958年

パリから約300キロ離れたディジョンに住み、地方の新聞社主の妻として何不自由なく暮らしているジャンヌ(J.モロー)は、夫や子どもに愛されながらもパリの華やかな暮らしにあこがれ、友人を通じてポロを趣味とするラウールと知り合い、ラウールからの積極…

バレエ『白鳥の湖』ボリショイバレエ団

今シーズンのボリショイバレエ団のライブビューイングの最後を飾るのは『白鳥の湖』でした。とりわけオデット/オディールがスヴェトラーナ・ザハーロワです。これは見逃せない公演と思いました。 振付は、ボリショイバレエの定番ともいえるグリゴローヴィチ…

映画『アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)』監督:ペーター・バーデーレ、セバスチャン・リンデマン、2014年

アルプスの見せるさまざまな表情、人や動物の営み、都市やリゾート地などの姿を特殊な空撮用の機材を活用して撮影したドキュメンタリー作品。 ■感想(個人的評価:★★★★-) この映画は、上空からひたすら撮影(一部地上からの撮影もあり)するものなのですが…

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、2014年

かつて『バードマン』という映画に主役で出演し、大きな興行成績を上げた俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)だが、最近はヒット作もなく、ニューヨークで薬物依存症の娘サム(エマ・ストーン)と細々と暮らしている。 彼は、かつての栄光を取り戻…

オペラ『マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ』

この作品は、マリア・カラスについて唯一に近い形で残っているオペラの歌唱シーンをリマスターしたフィルムで上映するものです。 時は1958年、パリ・オペラ座にマリア・カラスが34歳でデビューした公演(大夜会)を収めたフィルムです。 フランス大統領のル…

バレエ『ロミオとジュリエット』ボリショイバレエ団

全体を見ての個人的印象です。 これまで見た『ロミオとジュリエット』のなかでは一番だったのではないかと思います。 演劇的なバレエで、その演劇性をうまく各ダンサーが表現していました。 ティボルト役のミハイル・ロブーヒンはその点非常に効果的に演じて…

バレエ『くるみ割り人形』ボリショイバレエ団

これまでは『くるみ割り人形』といえば、ロイヤルのピーター・ライト版でしたが、ワイノーネン版を下敷きとしたグリゴローヴィチ版を見るのは初めてと思います。 マーシャが、最初から最後まで踊り、子どものクララと金平糖の精に分けて演じるグリゴローヴィ…

今年の映画三本(前年以前の公開作品やDVDにより視聴したものを含む)

今年見た映画の中で秀作(前年以前の公開作品やDVDにより視聴したものを含む)を選んでみました。 今年は、ストリーミングサービスも活用しながら81本の映画を観賞しました。 3位 小津安二郎『東京物語』1953年(2014年5月観賞) 復興が進む1953年の日本の…

映画『きっと ここが帰る場所』監督:パオロ・ソレンティーノ、2011年

ダブリンの豪邸で暮らす、かつてのロックスター、シャイアン(ショーン・ペン)だが、知り合いはごく少数で毎日を坦々と送っている。 そんな彼に、ニューヨークで暮らす父の危篤の知らせが入り、駆け付けたもののすでに父は亡くなっていた。彼は30年もの間父…

映画『瞳の奥の秘密』監督:フアン・ホセ・カンパネラ、2009年

ブエノスアイレスの裁判所を定年退職したベンハミン・エスポシト(リカルド・ダリン)は、自らが手がけた25年前の猟奇的な殺人事件を題材に小説を書こうとしている。上司であった検事のイレーネ(ソレダ・ビジャミル)をはじめ当時の関係者に出会うなかで、…

映画『バーティカル・リミット』監督:マーティン・キャンベル、2000年

一級のクライマーの父に育てられた兄妹、彼らは登攀中の岩壁で事故に遭遇し、指示のもとザイルを切って父を亡くすという悲劇的体験をトラウマとして持っていた。兄のピーター・ギャレット(クリス・オドネル)は写真家となり、一方妹のアニー・ギャレット(…

映画『ミッドナイトムービー』監督:スチュアート・サミュエルズ、2005年

1970年代のアメリカにおいて、深夜帯のみ上映されるカルト映画のラッシュが続いた。眠れない人々、ジャンキーなどが集まって、マリファナを吸いながら映画と一体化して楽しんでいた。この代表作がホドロフスキー監督の『エル・トポ』だ。正視できない場面が…

映画『ザ・ファイター』監督:デヴィッド・O・ラッセル、2010年

ディッキー(クリスチャン・ベール)とミッキー(マーク・ウォールバーグ)は、ローウェルの街で暮らすボクシング兄弟だ。兄のディッキーはかつてシュガー・レイ・レナードと世界タイトルマッチで対戦した過去を持ち、一度ダウンを奪ったことが自慢だが、口…

映画『或る夜の出来事』監督:フランク・キャプラ、1934年

エリー(クローデット・コルベール)は、金持ちの娘であるが、父親から飛行士との結婚を反対されており、船旅の途中で海に飛び込んで逃げてしまう。彼女は、バスに乗ってさらにニューヨークに向かうが、隣に座った新聞記者ピーター(クラーク・ゲーブル)と…

映画『チェ 39歳別れの手紙』監督:スティーブン・ソダーバーグ、2008年

フィデル・カストロとともにキューバ革命を成し遂げたチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)だが、彼はキューバの工業相という重職をフィデル宛の一通の手紙とともに投げ打ち、やはり軍事独裁による圧政下のボリビアに向かう。彼はキューバのときと同じよう…

映画『チェ 28歳の革命』監督:スティーブン・ソダーバーグ、2008年

アルゼンチン人の医師であるチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)、彼はメキシコでフィデル・カストロと出会い、キューバにおける革命に共鳴する。最初は小勢に過ぎなかった革命の同志だが、戦いを続ける中で軍事政権の圧政に不満を持つ人々の支持が増え、…

バレエ『ラ・バヤデール』ボリショイバレエ団

今年は、例年と比べてライブビューイングを観る機会がありませんでした。 ですが、この11月からボリショイバレエ団のライブビューイングが上映されることになり、ちょうど、日本各地で同バレエ団の公演が行われているさなかではありますが、改めてこのバレエ…

映画『セックス・アンド・ザ・シティ』監督:マイケル・パトリック・キング、2008年

仲良し四人組のキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は40代を迎えて独身生活を送っているが、長く付き合っているビッグ(クリス・ノース)から結婚しないかと言われ、豪華なペントハウスを新居として決めたところまではよかったが、最初は簡単な式を挙げる…